自分のために怒りを保留にする

過去の回想と内省

過去のことで、ふと思い出したこと。

高校の時の話。

AとBとCとDのお友達グループがあった、そこに、同じクラスに

どっかのお友達グループに所属しないと一人になってしまうEという人がいた。

 

E違うクラスFと仲が良かった。

 

Fは根っから悪い人ではないんだけど不器用な人だった。

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Eは、なんとかお友達グループに所属するために、

AとBとCとDのお友達グループ

Fの悪口をネタに輪に入ってくる感じだった。

 

A~Dのお友達グループFと仲悪い時もあったけど

その時はそんなでもなく、まあ仲良くしている感じだった。

だからなおさら、EFの悪口をネタにしていることが不快だった。

今はまあまあ仲良いのにFの悪口ばかり言うところと

EFはいつも一緒にいて仲良くしているのに

Fの悪口をネタにしていることに不快だった。

ある日、A~Dのお友達グループのうちの1人が

Fに「Eあなたの悪口言ってるよ」と伝えた。

 

それを聞いたF怒りMAX

明日Eに言う!!って怒っていた。

A~Dのお友達グループ

「それはちょっと…、私たちもEと面倒くさくなるし」って

Eが悪口を言っている、と聞いたことを言わないように止めに入ったんだけど

Fは感情のブレーキが利かずに

翌日FEと大喧嘩した。

なんて言ったのかは聞いてないけど

おそらくA~Dお友達グループから

EFの悪口を言っていたことを聞いた、と言ってしまったと思う。

その結果、A~Dお友達グループもEとは気まずくなり、

Fに対しては、黙っているべきことを言ってしまう人っていう感じで

A~Dお友達グループからFに対してもあまり良く思わないようになった。

 

Fの気持ちはわかるけど。

A~Dお友達グループから得た情報を

ただ、Eとの関係の把握だけに使って

表に出さないべきだったし、

自分という人間を否定されたのではなく、

相手に対して、そういう人なんだって受け取って

じゃあ他に行こうくらいに思っとくべきだったと思う。

 

EEで、お友達グループに入るために

てっきりみんながFを嫌っていると思って

Fの悪口を話題に混ざろうとしたんだろうけど

人の気持ちも関係も日々変わるし、そうじゃなくても

人の悪口をネタにどっかに混ざろうとするのは良くないよね。

人と人との繋がりは趣味や目的の共有であって

毎度同じ人の同じネタの悪口ばっかりっていうのは

中身ある情報が何もないしさ。

 

Fは多分、理屈ではなく

感情のセーブが利かないのだと思う。

自分のために感情をセーブすること、

自分のために怒りを保留にすることが出来ないのだと思う。

 

元はEが悪いと思う、やったこととしては。

でもFも周りのことや後のことを考えて

行動することが出来ないから

元はEが悪いのであっても結果的に

自分の信用もなくしてしまう。

 

でもFの思考はわかんなくもないな…

もはや理屈とか性格とかの問題ではなく

セーブが利かない何かがあるんだよね。

私も発想自体はFと同じようなものだったけど

爆発すると自分の立場が悪くなることはわかっているから

必死にイライラを抑えて生きてきた。

本来、こちらをよく思っていない人間や

こちらを否定しかしない人間に対しては

ただ、そういう関係でそういう人なんだ、と情報として受け取って

浅い対応にして別の人といればいいだけなんだけど。

 

もしもFと全く同じことに遭遇しても

心と体が元気な人はイライラ自体しないんだと思う。

ちょっとはイラっとくるかもしれないけど、

じゃあ他の人といるからいいやっていう情報として使うだけで

本気でイライラはしないのだと思う。

自分を否定されたのではなく、

あくまで「相手はこちらをこう思っている」っていう情報にすぎないから。

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