スクールカーストの一軍に近づいてはならない

シロツメクサの絵 過去の回想と内省

最近ではスクールカーストという言葉をよく耳にするようになりました。

学校に限らず、どこいって何しても「社会的身分は同じはずなのに権力の強い人、弱い人」という差が出ます。

シロツメクサの絵

団体で何かをする時に仕切るのは一軍、弾けているのも一軍、一軍は容姿が良い人もいるけど、元の顔はそんなでもないのに雰囲気がカッコイイ人、オーラのある人、キラキラ輝いている人など、それなりにカッコイイです。

一軍とは用件に集中できる人、効率よく物事を進めることが出来る人です。コミュニケーション能力や立ち回りに長けている人が多い。

たまに、この人どうして一軍なんだろう?と不思議に感じる、地味でおとなしい人も存在しますが、そういう人は表面上はおとなしいけど、すぐに状況を受け入れて適切な行動に移せる物分かりの良い人だったり、物事にピントが合っていて器用なのだと思います。

「はい、じゃあこれをやって」というシーンで、どうするどうする?と周りをうかがっている人も多い中、真っ先に先頭を切るのも一軍です。

一軍、二軍、三軍のようにカテゴライズして表現されることが多いですが、私は「一軍とその他」という、一軍だけを表現すれば良いと思います。二軍、三軍って表現してしまうと、まるで優劣のように見えてしまうけど、人間的価値は器用不器用や積極性だけではないので。

なんにもしなくても自然に一軍に所属出来るなら、似た色の人同士集まるのですからそれで良いと思います。

スポンサーリンク

そういう性格でもないのに無理に一軍と仲良くしなくても良い

一軍は学生時代は輝かしいけど、付き合いとか遊び方とかそれなりに面倒くさい。時に、危険なことに足を踏み入れたりもしています。

遊び方も楽しいと思うことも一軍と、それ以外の人とでは合わないと思う。

本当の勝ち組とは、行事などは一軍に任せ、一軍に対しては流す対応のみで無難に対応して、本当に仲良い人とこじんまり楽しく生きていくことです。

勝ち組とは、勝負のような勝ち負けではなくて、自分に良いように動けることです。

一軍に愛想を振りまくわけでもなく、かといって冷たい対応をとるわけでもなく、挨拶は返すし話しかけられたら話はするけどフレンドリーには接しない無難な対応をして距離を保ち、一軍はあくまで「知人、赤の他人」のように遠くから眺める視点で接して、自分のお友達と楽しい時間を過ごすことが最善です。深入りしなければ無害なので、一軍とは関わらず自分の世界を大切にするほうが有益です。

一軍=良いこと、正しい、という考え方が、自らの人生を寂しく虚しいものにする

行動力があって積極的な人同士が集まる一軍に所属すれば、それなりに色んな機会があって充実するとは思うけど、そうなりたいか?と言われると、絶え間なく誰かと関わっているよりは仲良い人とだけ静かに過ごしたい。

一軍だから信用出来るとか良い人とか正しいというわけでもなく、人に意地悪することに楽しみを覚えるような危険な人も、物事を処理する力が高いゆえに一軍に所属します。

お友達グループとは、性格の良し悪しはどうでもよくて、やることこなせて、特別迷惑をしなければそこに所属することが出来ます。友達がたくさんいるからといって良い人というわけでもなければ、友達がいないからといって意地悪というわけでもありません。本当に意地悪な人は人の輪からハミ出ずに意地悪をし続ける器用な立ち回りがあります。

社会的身分が対等な場所で一軍二軍にこだわる人はレベルの低い人間しかいない

一軍にいることを誇りに思っている人、なんとか一軍に所属しようとする人、一軍ではない人を馬鹿にするような人など一軍二軍にこだわるような人にはレベルの低い人しかいません、一軍二軍どころか普通の人以下でしょう。実質よりも外面にこだわる虚しい人間ということがわかります。用件にピントが合っていない人、やることができていない人です。

自分に関係ないものは無難に流して、そのままで仲良く出来る人を大切にする、それが最も大人であり、勝ち組です。見栄のために生きているのではなく、自分のために生きているのだから。

形は違えど毒親も一軍二軍にこだわるような認知と同じこと

今思うと、よその子を褒めちぎって自分の子を全否定する幼稚な親も、形は違えど、なんとか一軍と接点を持とうとするような虚しい人と同じ認知のズレだと思う。一軍二軍にこだわるようになってしまった人も、親もズレていて肯定されないで育ってきた結果かもしれない。

本人はいいと思ってやっているのかもしれないけど、客観的に考えた時に、本来仲良く出来る人たちを馬鹿にして、仲良くもない一軍に取り繕おうとすることは虚しいこと。

一軍か二軍かよりも、一軍になるような性格ではないのに一軍になろうとすることのほうが問題です。本当になり切れるなら良いけど、なり切れない人がやることは一軍ではない人を馬鹿にして一軍のご機嫌伺いをしているだけ。それって何もメリットがない。

一軍にこだわるよりも今ある場所を大切にしているほうがはるかに大人

一軍になる人というのは、入ろうとしてなるのではなく、自然に輪の中にいます。

そういえば昔「一軍ちゃんと仲良くしなよ」ってアドバイスしてくる人に、すごく疲れたな。私はそういう性格じゃないし。やんわりと「遊び方が違うと思うから」って伝えても伝わらず、同じことを何回も言ってきてしつこくて疲れた。その子は悪意はなく不器用だけど優しい人だったけど。

もう1人、私がそういう系統ではないこと、入っていけないことをわかっていてわざと「一軍ちゃんと喋りなよ」ってアドバイスしてくる人もいた。そう言われても特に用もないし接点もないし。わざとアドバイスしてきた人は、普段から金や見栄ばっかに捉われていて、なんでそんなに必死なんだろうって思っていた。絶対に口には出さないけど内心、そんなに貧乏なの?って思った。貧乏コンプレックスを感じたんだよね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました