優しい言葉に騙されてしまうのは性格ではなく育った環境と脳とドーパミンの問題

私の快楽の感じ方を図で説明したもの 過去の回想と内省

脳障害とか精神異常とかそういう話をしたいのではなく決して批判的な話をしたいわけでもなく、優しい言葉をかけられると一度や二度ではなく何度でもコロっと騙されてしまうことを繰り返す場合は性格の問題ではなく脳の問題であり、原因があるということを言いたいのです。

私の快楽の感じ方を図で説明したもの

全てを性格や気合いのせいにするのではなく原因に出会うことは大切なことです。いつまでも性格のせいにしていても解決策に出会えないので。本人の意志の問題ではなく「そうなっても仕方ない」理由があります。

風邪で39度の熱が出ている人に健康な人と同じことをしろと言っても「出来なくて仕方ない状態」であることと同じことです。

スポンサーリンク

育った環境により私の脳からドーパミンが出なくなった

私は幼稚な親の元、幼少期から、あなたは誰よりも低くて、あなたと仲良くしたい人なんていない、あなたに話しかけてくれる人は特別に良い人、と吹き込まれて育ってきました。

親は悪意はないのですが不安定なまま親になって自分の劣等感を子供に投影していました。子供を愛そうとする気持ち、子供を喜ばせたい気持ちも本物だったけど幼稚だった。

勉強に関しては特に良くはないけど悪くもなく、特に問題行動を起こすわけでもなく、特別何か悪いことをしたわけではないのに。あなたは誰よりも低くて、よその子は特別素晴らしいと毎日毎日吹き込まれて育ちました。

体の大きな上級生が前を見てなくて幼稚園児の体の小さい私に突進してきても母親は突進してきたほうに「ごめんね」と謝り、相手が悪くても、片方だけが悪いのではないことでも全て私が悪いという扱いでした。

私の幼稚な両親にとって、うちの子はとにかく誰よりも低くて、全てうちの子が悪い、という扱いでした。

自尊心や自己肯定がないことが当たり前に育った私は「自分は人より低いのだ」という認識が当たり前になり、ちょっと仲良い素振りを見せられたり、優しい言葉をかけられると大量に「快楽」を得るようになりました。

依存症は育った環境も原因の1つである可能性がある

例えば、99点取っても1点をミスしたことを責められて褒められないような家庭で育つと、ちょっとやそっとでは「やったー」という気持ちが起きなくなりドーパミンが出なくなって、たまたま出会った依存対象に未だかつてない快楽を得るようになって依存症になっていていくことと、ちょっと優しい言葉をかけられるとコロッと騙される私は形は違えど根底としては同じ現象だと思います。

依存症は本人の意志の弱さではなく脳の問題

過去の私は、同じ人にも何度でも騙され、何度騙されても別の似たような人に騙されます。

それを私は意志の弱さ、性格の問題、頭が悪いのだ、と全て自分が悪いのだと思って生きてきました。

しかし最近では、昔は性格の問題とされていたことも「こういう原因でこのような現象が起きる」と医学や科学で証明されるようになって、そういった情報をテレビやインターネットで一般人も普通に目にするようになりました。今、私は「そうなっても仕方ない原因があったのだから仕方なかった」と思います。

困ったことを繰り返す原因を受け入れなければ有効な対策も出来ない

全てを自分の意志の弱さにしてしまうことは原因を見ていないことになります、全てを自分の性格や気合いの問題のせいにしてしまうから「次はなんとかしよう」と、原因がわからないまま、考えてどうにかしようとして、また同じことを繰り返してしまいます。

「脳の問題だから仕方ない」と出来なくて仕方ない状況であることを受け入れることによって、「私は、ダイレクトに妥当な判断は出来ないのだから返事はとりあえず保留にしよう」等、有効な対策を考えることが出来ます。

病名は言い訳や攻撃に使う言葉ではない

病気とは「病気だから仕方ないだろ!」と迷惑の言い訳にするために使う言葉でもなく、人に向けて「お前は病気だ!」と攻撃するために使う言葉でもありません。

自分のために、自分の現状を把握したうえで対策を考えるために使う言葉です。

自分を受け入れるとは、出来る事と出来ない事を把握したうえで対策を考えることです。

出来なくて仕方ないことを、自分の努力の問題だと責めて、同じ方法のままやり続けても、いつまでも解決しないでしょう。

どうして困ったことを繰り返してしまうのか、どうして辛いことばかりなのか、気合いだけでどうにかするのではなく、何度も何度も同じことの繰り返しであれば、何か原因があるのではないかと考えることも必要です。

うまく出来るようにすることだけが解決方法ではありません

どうしても出来ないことは出来なくて仕方ないことなのだと認め、他の方法を考えることも解決策です。

良からぬ目的があって私に優しい言葉をかけて探りをいれる黒い人間は、その優しい言葉に私が嬉しそうな顔をすると「こいつはつけいることが出来る」と余計餌になります。「さんきゅー」くらい短くあっさり返して、真面目に相手をしないことが最善です。相手がもし黒い目的はない普通の人であった場合も特に問題ない返事であり、黒い人間であれば「この人は釣れない」と悟るでしょう。

年単位で仲良くして実は黒い目的だったのなら私も諦めます、それは騙されても仕方ない状況だと思います。しかし黒い人間も特に何も持っていない私にそこまで労力は費やさないので2週間もすれば本性を現します。ただ悲しい顔を見て暇つぶししたいだけの相手に年単位までイイヒトを演じることはありません。

趣味に没頭することもドーパミンを出す良い方法

不器用な人間にとって人間関係に労力を使うよりも好きなことに没頭するほうが有意義です。出来ないものは出来ないのですから。そして何も色を持っていないと人と繋がりようがありません。趣味は寂しさを心から軽減してくれます。

心から楽しいと思える時間はドーパミンが出ます、それは依存ではなく趣味など良い方向で出せばよいのです。

「1人でも平気なんだ!」などと自分に言い聞かせるのではなく、没頭できる趣味があれば、今考えてもどうしようもない余計なことをあれこれ考える時間も減っていくので、趣味を持つことも解決方法の1つです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました