いじめは絶対になくならない、いじめがなくならない理由

いじめ被害者になる3つの原因が揃った時に深刻な状態になる 過去の回想と内省

いじめには絶対になくならない理由があります。

それは加害者が自分の立場を悪くせずに被害者に対しての嫌がらせや迷惑行為を続けることが出来てしまうからです。

それをコンビニに例えると、商品を盗むことは犯罪だから出来ないけど

わざと店に長く居座るとか、ご自由にお取りくださいっていうサンプルを1人で大量に持って帰ることを繰り返すとか、相手が何も言えないことをいいことに、悪さを繰り返すことが出来てしまうという点があります。

いじめられるほうにつけいられてしまう隙はあっても、いじめるほうが悪いことに違いはありません。上記のコンビニの例えでいうところの、そうできてしまう環境であっても、普通の人は「自分がされたら嫌なこと」「常識」「後に自分にリスクがあるかもしれないから」とわきまえて、悪さをしません。

加害者になる人は、その時は「憂さ晴らし」という中身のない目的で、ただただ楽しくて、ターゲットに意地悪をしているのだと思いますが、相手が怒りや悲しみの気持ちを抱いていることをわからない、もしくはわかっていて相手の反応を楽しんでいます。

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まず、いじめ被害者が避け方、スルーの仕方など嫌がらせを回避する方法を身につけない限り、被害者からの攻撃はいつまでも続く

上に書いたコンビニの例えでいうところの、ご自由にお取りくださいのサンプルを1人で何個でも持っていけてしまう、何時間でも居座れてしまう、店員は何と言ってやめてもらえばいいのかわからない、そうできてしまう限り、非常識な人が何度でも同じことを繰り返します。

いじめもこれと同じことです。

何度でも出来てしまう、そうできてしまう、相手は回避する術を持っていない、だからいじめはなくならないのです。

しかし、嫌がらせや迷惑行為を繰り返すほうが悪いことに違いはありません。そうできてしまうのであっても、誰しもが自分がされたら嫌である行為を繰り返す方が悪いことに違いはありません。

でも、被害を受けてしまう方も、相手がそうできないように自分のために対策しないといつまでも続いてしまいます。

まず、相手が嫌がらせ出来ないように対策出来ない点がいじめがなくならない理由です。

クラスに誰か友達がいないと授業すらクリア出来ない、クリア出来たとしても惨めな思いをするように出来ている学校のシステムも問題

又、小学校、中学校、高校と「クラスに誰か友達がいないと授業すらクリア出来ないシーンがある」という点も問題です。大学のように、1人で行動してもおかしくない、友達と一緒にいたい人は一緒にいれば良いという環境のほうが、意地悪をする人をひたすら避けることが出来る術があると思います。誰かと一緒にいなければならないという点がある意味、脅迫や権力関係になってしまう原因になります。

大人の世界は自由詩だけど子供の世界は定型詩であり、レールから外れてしまうと回復が至難になるという問題

大人だったら最悪、仕事をやめればいい、そう簡単に言える事ではないけど最悪の場合はそう出来る。大人の世界は詩でいうところの自由詩で、いくらでも選択肢も逃げ道もあるけど

子供時代は、今ある世界に従うしかない定型詩。他の道がないわけではないけれども、社会経験や知識もまだ未熟で、学校というレールがなくなった状態で、自分で道を切り開いていけなんて無理な話です。

子供が不登校になった際、親は子供を家の中で放置するのではなく、外の機関に頼ることが出来る親であるかという問題

もし子供が不登校になった際に家庭だけでなんとかしようとしないで、親が学校の代わりとなるものや心のケアなど外の機関から必要な機関を探してくれるなら良いのですが、親もどうしていいのかわからずに、ただただ放置しているだけなので快方に向かうことなく、やがて親まで子供を責めてしまうケースも多い。いつの間にか親までイジメに加担してしまっていることも多いのですよね、子供にとって家しか休む場所はないのに。

一回レールを外れたら終わり、そういうイメージしかない子供時代に逃げ場がないことがいじめがなくならない理由です。実際は今通っている学校に行かない選択をしても道はたくさんあるのですが、子供が自分で道を見つけていくことは難しいです、だから無理してでも学校に行こうとしてしまいます。

いじめが起きる3大要因がパズルのように組み合わさった時に壮大な生き地獄が生まれる

いじめがなくならない大きな理由は3つ

  • 回避方法がわからず相手が嫌がらせや迷惑行為をし続けられてしまう
  • 学校が一人で行動しても困らないように出来ていない
  • 子供時代に学校というレールから外れると別の道を探すことが至難

どれか一つを解決しただけでは、いじめはなくならないこともまた難しい点です。

そしてパズルのようにこの3つが揃ってしまった時に、子供は、どうしようもない生きづらさ、いや、生き地獄と言っても過言ではない程の辛い人生を送ってしまうことになります。

いじめ被害者になる3つの原因が揃った時に深刻な状態になる

学校の制度もそう簡単に今すぐは変わらないと思います。どうしても「お友達がいないと困るシーン」が出てくるでしょう。

仮に嫌がらせを回避する術を得て、ひたすらスルーして相手にしないとします。しかし一人行動ではクリア出来ないシーンがある学校生活で、イジメは回避出来たとしても、一人ぼっち=悪いこと、という空気の中を生きる惨めな辛さは変わらないでしょう。

何か1つだけじゃなく、総合的に対策しないと、いじめはなくならないと思います。

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