私の子供時代、玩具やゲームを持っていることを
隠さなきゃいけなかった、言ってはいけなかった。
それも、バレたらたたごとではないという空気で
すごく疲れた。
別に、オモチャやゲーム機を所有していてはいけないという事情はない。
こうなってしまった原因は、
自分のためにうまく立ち回れない母親のもと、
玩具やゲームがたくさんあるウチが
近所の子のたまり場になってしまったからだと思う。
自宅は近所の子供たちのたまり場、無料託児所状態だった
客観的に見れば、
うちの子と遊びたいのではなく玩具目的でうちにくるのだから
お外で遊んでねって促せばいいと思う。
ごめんね、お母さん今日用事があるから外で遊んでねって
嘘でもいいから言えばいいと思う。
出かけなくても家の中でやることがある時だってあるし
嘘だとバレたとしても
近所の子供たちの親・大人には家を溜まり場にされるのが迷惑って伝わると思う。
悪意ある嘘や意味のない嘘は良くないけど
家にたまられるのが迷惑っていう正当な理由があるのだから
必要な嘘は使ってもいいし、詳細な理由まで言う必要はない。
私の母親は
子供のお友達が来ているのに断るのはいけないことっていう融通の利かない考えや
なんて言って断ったらいいのかわからないという理由により、
大勢の近所の子にたまられるがままにたまられて自宅が無料託児所状態だった。
断れないからオモチャを隠すしかなかった
自分のうちの子のために買った玩具なのに
よその子が、おもちゃ目的やゲーム目的で遊びにくるのは
嫌だなあという気持ちと
貸さないっていうのも意地悪かなっていう気持ちと
両方あると思う。
うちの幼稚な母親は、人に嫌われないように生きていて
自分のために生きていないから、
本来は、迷惑とか嫌だと思ったのなら、それとなく促せばいいのに
どこまでが人の自由や妥当な感情で
どっからが図々しいとか意地悪とかなのか
わかっていないところもあったと思う。
玩具を買うのもほどほどにしておくのが無難であると思うけど
買える範囲で買っているので間違っているわけではないと思う。
うちの母親は、小さな子供相手でも、よその子には
まるで大人相手と同じように気を遣っている。
子供であっても1人の人間として接することは必要ではあるけど
うちの母親は、子供相手に、
大人の人間関係と同じようにマジマジと考えるところがあった。
サラッと流すことや、必要に応じて促すことが出来ない。
玩具目的やゲーム目的で遊びに来て
家をたまり場にされて、大勢の子供たちが押し寄せて
お菓子まで食べて帰る、
騒いでる子、ギャーギャー泣いてる子、
自分の子の子育てだけでも大変なのに
無料で、近所の子たちを安全に夕方まで預かって
お世話しなくちゃいけないような状態。
そういう経緯で、玩具やゲームを持っていることを
絶対に隠さなきゃいけないという暗黙のルールが出来上がった。
私の母親は、玩具目的にくる子たちに
外で遊んでね等、つけいれないように促すという発想がなかった。
うまく促せない、断れない、どうしたらいいのかわからない。
だから、玩具やゲームを持っていることを隠せ、という発想にいく。
お友達が家に来るときは、
玩具やゲームを押し入れにしまって隠すようになった。
学校などでもゲームの話はせず、持っていないことにしていた。
庭に置いてあるから勝手に近所の子が
集まってきてしまうという玩具もあったけど、そういう時は
うちの子と一緒じゃないと遊べないのよと促せば良かったと思う、
それが出来ないから庭に置くような家庭用遊具も屋内に置くようになる。
ここまではOK、こっからは駄目という線引きを示せない。
自分の都合、自分のために生きるという発想に欠けているから
自分の身も守れなければ、自分の子供も守れない幼稚な親。
回避方法がわからないから、
玩具やゲームを持っていることを隠すという発想に
いってしまうのは気持ちはわからなくはないけど。
オモチャ目的であり、うちの子と遊びたいわけではない
お友達だから、うちの子と仲が良いから、うちの子が好きだから
うちの子と遊びたいから、そういう理由でうちに来ているのではなく
モノ目当て。
それは、自分の子にも良くないし
自由に選べるプライベートの人間関係で
モノ目当てで繋ぐ関係なんて子供でも大人でも、良くない結果しか待っていない。
それは友達ではなく、モノ目当てでしかない。
親も疲れ果てて、いつまでも昔のことを
まるで自分の子供が悪いかのように
あの時たまられてすごく大変だったって言われ続けた。
だったら、そうならないように
近所の子供たちを促せばいいと思うんだよね。
自分のことをきちんとやっていたら赤の他人のことまでやる暇はないし
自分という人間は一人しかいなくて出来ることは限られているのだから
あれもこれもは出来ない。
そこで赤の他人には流す程度の対応にして
自分のことや、自分の大切な人に時間や労力を使うように
線引きすることが必要です。
仲良くもない赤の他人にイチイチ真面目に対応していたら
結果的に、自分のことや
家族、身内、親友などの大切にすべき人を大切にすることが出来ません。
図々しい人や意地悪な人に構うことによって、
自分自身が近い人を大事にしない人間に成り下がってしまうのです。
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